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MeetXR 2023 関西でみるXR業界の可能性
更新日:2023/07/06

昨年、参加させてもらったMeetXR in 大阪ですが約1年が経ち、「大阪」から「関西」にスケールアップして帰ってきました。
今回は2023年5月30、31日に開催された「MeetXR 2023 関西」についてレポートしたいと思います。

MeetXR 2023 関西とは

これは昨年参加した際のブログでも記載しましたが、昨年とは少し変わっていました。
「本気のビジネスマッチを狙えるXR・メタバースに特化した体験展示会」と題して、XR(VR/AR/MRの総称)とメタバース領域に特化したビジネス体験展示会となります。

27の出展ブースと5月30日に4本、31日に5本の講演が行われていました。
私は5月31日の最終日にお昼頃から参加させていただきました!
ご飯時にもかかわらず多くのお客さんが参加されていましたよ。
そして一生懸命にチラシを配っていたり、自社サービスについて説明をする運営スタッフ。
興味津々に聞き入るお客さん達と言う構図で非常に会場内は熱気につつまれていました。

VRというとソードアート・オンラインのようなゲームをイメージする方もまだまだ多いのではないでしょうか。イベントの内容を見た印象だと法人向けが多いです。
製造業向けのシステムや、建築空間を美しいグラフィックで再現したり、プレゼンや商談のための対話スキルを向上するためのアプリ、高機能なボイスチャットを展開したりと知らない間にXR技術は身の回りに浸透していきそうでしたね。

(写真は株式会社ロケットスタジオ様のブース)

ブースの模様

いくつか拝見したブースについて紹介させていただきたいと思います。
Shiftall様とPanasonic様のブースではMeganeXのデモを体験してきました!
OLEDディスプレイ採用で5.2Kというめちゃくちゃ綺麗なグラフィックを体感できました。
デモでは車の内装外装を見る事ができたのですが細部までクリアで、車のメタリックな表現もリアルでした。
またBusiness Editionは視度調整が出来るのでメガネをしている私でも裸眼で対応可能というのはとても嬉しい機能でしたね。

株式会社ロケットスタジオ様では次世代遠隔医療システムを展示していました。
被写体をリアルタイムに3Dモデルデータ化することができるんですよ。そのデータを基に遠隔地にあるHololens2で現実空間に表示される仕組みになっていました。
実際に長崎大学で関節リウマチの診察を遠隔医療システムでサポートしているそうです。
Hololens2で目の前に映し出されるのが3Dデータなので、回り込んでも側面が見える訳です。
これって色んな事に応用できそうじゃないですか!?

最後は株式会社デジタル・スタンダード様のTDPTに関する最新版デモです。
画像認識AI技術を使ったマーカーレスフルボディトラッキングということで試させてもらいました。必要なデバイスはWebカメラだけということなのですが、実際に使用されているカメラもネット通販で買った普通のWebカメラだそうです。
弊部のM氏が精度の高さに驚きながらデモを体験させていただきました。

講演の模様

講演についても大変魅力的な内容が多かったのですが時間の都合で1つだけ参加です。「Shiftall/Panasonicが描くXRの世界」を拝聴してきました。
こちらはデモも体験させてもらったMeganeXを作っておられるShiftall様とPanasonic様の講演ですね。最初は岩佐様のVRの世界について伺うことができました。様々なVRの世界を体感されているお話でしたよ。
VRの世界でもBARがあったり撮影会があったり、本の出版記念イベントを開催したりと様々なイベントが行われていてコミュニティも確立しているのだなと感じました。多くの娯楽を選択できる現代社会において、VR Metaverseという世界も一つの選択肢になっているんですね。
さあ、後半は小塚様のお話です。
長年VR業界に携わっておられるそうで、どれも興味深い物でしたが特に印象に残ったのは医療分野への展開でした。トンネルビジョン等の弱視者の問題解決として活用を考えているそうです。これが普及すると困っている方にとって本当に大切なサービスになると思います。

まとめ

MeetXR 2023 関西が無事に終了してから数日後、AppleはWWDC23で「Apple Vision Pro」を発表しました。Appleが待望のVRヘッドセットを発表! と思いましたが、こちらは「デジタルコンテンツを現実の世界とシームレスに融合しながら、実世界や周囲の人とのつながりを保つことができる革新的な空間コンピュータ」だそうです。
恐らく誰もが思っていたであろうVR世界への参入とは少しアプローチが違うのかなと感じました。
実機に触れることもできないのでまだまだ活用のイメージが付き辛いのですが、Appleが満を持して発表しただけに期待は膨らみます。
MeetXR 2023 関西で触れた技術はこれからの世界に取り込まれていって、思い描くSFの未来へと近づけてくれる気がします。医療・土木・不動産などあらゆる業界でXRが取り入れられ当たり前に利用できる未来が近づいているんだなと感じるイベントでした。

弊部ではWebサイトやゲームのテストだけでなく、
メタバース系のアプリや、ARアプリ、施設における筐体系の動作チェックなども経験があります。
グループ会社のIMAGICA EEX (イマジカ イークス)ではXRライブなども手掛けているんですよ。
今回の最新技術を基に知識をアップデートさせてサービス向上へと繋げていく所存です!!!
ソフトウェアテスト・第三者検証でお困りごとが御座いましたら是非ともお問合せよりお声がけください。